恩納村・OISTこどもかがく教室2015

100名を超える子どもたちが参加し、1週間の胸躍る科学体験が行われました。

 今年で6回目を迎えた恩納村・OISTこどもかがく教室は、参加者と主催者側にとって盛りだくさんの1週間となりましたが、子供たちの楽しそうな笑顔が本イベントが成功した証しとなりました。

 8月17~21日にかけて行われた今年の教室には、100名を超える科学好きの子どもたちが参加し、とOIST研究員やスタッフ、恩納村の教職員や保護者からなる計100名のボランティアスタッフに教えてもらいながらリラックスした雰囲気の中でプログラムを楽しみました。

 同教室では、参加者の年齢に応じた以下のプログラムが提供されました。

  • 未就学児(4~6歳):かがくとふれあおう
  • 小学1・2年生:みずのなかのいきもの
  • 小学1・2・3年生:沖縄に棲む生き物たち
  • 小学3・4年生:わたしたちの身の回りの世界を科学的に観察してみよう
  • 小学5・6年生:脳のしくみと機械とのコミュニケーション
  • 中学生:エネルギーを科学しよう

 小学3・4年生のクラスに参加した安里真海子さんと瀬良垣美紀さんは、「様々な実験ができて楽しかったです」と、こどもかがく教室に参加した感想を語ってくれました。

 沖縄に棲む生き物について学ぶクラスに参加してくれた並里隆生君も本プログラムを満喫してくれたようです。「見たことのない鳥を見つけました!ここに来ることができて良かったです」と語ってくれた並里君は、今度は沖縄に生息する海の生物について学びたいと早くも来年のプログラムへの期待をにじませました。

 高学年の子供たちには、より挑戦しがいのあるカリキュラムが用意されていました。ロボットのプログラミングです。作業開始から30分後、レゴブロックを使って一生懸命組み立てたロボットに命が吹き込まれました。

 各自が科学を楽しむ中、満面の笑みを浮かべていたのが未就学児クラスの子供たちです。スライムを思う存分楽しんでいた子供たちですが、お父さんやお母さんの参加が何よりも嬉しかったに違いありません。青色のピザやオレンジ色のミミズ、黄色いクラゲから緑色のお餅まで、最年少の科学者たちによる創造力溢れる探求は止まるところを知りません。

 しかし、何事にも終りがあるように、こども科学教室も名残惜しい最終日を迎えました。来年もまた多くの実験を織り交ぜ、さらに楽しく実りあるプログラムを開催する予定です。

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