多くの学生がOISTを訪問

2013年4月から12月にかけて、沖縄県のみならず全国から3000名を超える中学生と高校生がOISTを訪問しました。

 OISTでは地域連携活動の一環として、多くの学生によるガイド付きキャンパスツアーを実施しています。12月はその数がとりわけ多く、沖縄県内および県外から800名を超える中高生が訪問しました。

 中高生向けのキャンパスツアーは2011年に始まりました。本年はこれまで県内外から23校がOISTを訪問し、4月~12月までの学生訪問者数は3,015名にのぼる予定です。

 多くの生徒にとってOISTへの訪問は初めてで、最先端の研究機器を間近に見ることが出来たことは貴重な体験のようでした。ツアーの後、ある生徒は「これまでOISTは要塞のようなところだと思っていましたが、予想に反してオープンなキャンパスでした」と感想を述べていました。また、別の生徒は「ものすごく魅力的な大学と思いました。将来は免疫学の研究者になりたいと思っているので、OISTの学生になれたら嬉しいです」と入学への意欲を語ってくれました。

 OISTがある恩納村の中学生たちもOISTの研究にふれました。12月20日、恩納村立仲泊中学校の1~3年生がOISTを訪問し、生物システムユニットで開発中の微生物燃料電池について、同ユニットのラリサ・キセレバ研究員から話を聞きました。生徒の代表は、「このようなプロジェクトが進行中と知り、大変興味深かったです。こうした研究が将来の持続可能な社会に役立つことを期待しています」と述べました。

 さらに12月24日にはエネルギー材料と表面科学ユニットのゲオルギ・ニキフォロフ研究員が恩納村立山田中学校で出前授業を行いました。同研究員は「プラスチックは地球を救う!?」と題したトークで、微生物燃料電池の研究で日頃使用しているクリーンルームのスーツや液体窒素を使った科学デモンストレーションを見せて大いに会場を沸かせていました。

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