恩納村前兼久ハーリー:力を合わせて!

 真っ青に晴れわたった空、ターコイズ色に輝く海、そして海面を吹きぬける強めの風がアクセントとなり、今年の前兼久ハーリーの舞台が整いました。

 OISTから参加した2チームは大会開催2週間前から、仕事の合間を縫って練習を重ねてきました。その熱心な練習ぶりは、最初にレースに出場したチームの見事なスタートに現れました。加えて、波動の見事な読みと選手たちの体内をかけめぐるドーパミンがレース最終ターンで大きな力となり、競争相手チームを2隻分リードしてのゴールとなりました。しかし残念ながら、タイム記録では上位6チームに残ることができず、勝利への大興奮も空しく、このチームは準決勝へ進むことはできませんでした。

 もう一つのOISTチームも、負けじと一味違う見事なパフォーマンスを見せてくれました。作戦通り(?)の不揃いのパドリングとボート上の大爆笑が放送席の注目を集めたことで、ボートがゴールするまでの長い時間、大勢の観客に向けてOISTについてのさまざまな説明がなされ、大いに宣伝していただくことに成功しました。遅いタイムでのゴールでしたが、確実に他のどのチームよりもレースを楽しんでいました。

 今年もイベントを大成功に導いた、前兼久ハーリー実行委員会の皆さまに感謝を申し上げます。優勝したホテルムーンビーチのチームの皆さま、おめでとうございます。当日応援に駆けつけてくださった皆さま、どうもありがとうございました。そしてOISTチームを見事にまとめあげたキャプテン銅谷(銅谷賢治博士)、コミュニケーション・広報課の照屋さんと今村さん、大変お疲れ様でした。おかげでとても有意義な参加となりました。

(文:ニール・コールダー、訳:今村仁美)

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