研究分野の壁を越えて~ジュニア・リサーチャーズ・リトリート(JRR)が開催されました~

  去る12月8日と9日の2日間にわたり、OISTの若手研究員を中心とした研究集会「ジュニア・リサーチャーズ・リトリート(JRR)」が行われました。 本イベントのオーガナイザーの一人で、マリンゲノミックスユニットのグループリーダーを務める川島武士博士は、 「同じ分野の専門家集団が集まり情報を共有する従来型の集会と違って、OISTでは分野を横断した学際的な交流を推進しています」と、この研究集会の意義を強調しました。

researchers in lecture hall at the retreat

リトリートの様子(OISTレクチャーホール)

  学際的な研究の推進はOISTが誇る特徴の一つです。OISTでは、神経科学、分子科学、数学・計算科学から、環境・生態学、物理科学に至るまで、様々な分野の研究が行われています。そして、縦割りの学部を設けず、異なる分野の研究者同士が互いに交わり、自由に意見交換が行える教育研究機関となっています。

  本リトリートでは、OIST教員5名と16名の若手研究員による発表が行われました。参加した研究員たちは、日頃の研究内容を発表し、それを互いに聴講し、ディスカッションし、討論することで、専門分野の壁を越え、互いに刺激を受け合っているようでした。

  もう一人のオーガナイザーであるOIST細胞分子シナプス機能ユニットの研究員ローラン・ギヨー博士は、「集会には大勢の研究者が参加しました。とても興味深い発表ばかりで、有意義な議論が交わされ、異なる分野の研究者がどのような研究をしているかを知ることができました。今回を含め、このようなリトリートの開催を契機に、多くの共同研究が生まれてほしいです。」と、今後の発展への期待を込めて今回のリトリートを締めくくりました。

広報・取材に関するお問い合わせ
報道関係者専用問い合わせフォーム

シェア: